初心者が習うピアノ教室といったらクラシックが定番だと思います。
しかし私は、
初心者が最初学ぶ音楽はクラシックではない方が良いのでは?
と思っています。
そこで、なぜそう思っているのかを
- クラシック式練習 (仮名)
- 音楽理論式練習 (仮名)
という2つの練習方法を紹介しながら解説します。
クラシック式練習とは?
クラシックといえば、
バッハ
ベートーヴェン
モーツァルト
などの曲を思い浮かべることでしょう。
それらの曲を練習するとき、基本的には
- ミスタッチがないように弾く
- 弾き方の正解が決まっていて、それを真似する
- 完璧になるまで同じ曲を弾き続ける
といった練習方法だと思います。
これを私は
クラシック式練習
と呼んでいます。
実際にクラシックの曲が好きで、その曲が弾きたい!というのであればクラシックを練習した方が良いと思いますが、
初心者がこの練習方法でピアノを始めた場合、
- 曲は弾けるけど曲の構成がわかっていない
- 新しい曲を弾くときにまた1から覚えなければならない
- 同じ曲を何度も弾き続けるため、弾ける曲数が少ない
といった理由で挫折する可能性が高いと感じています。そのため、
- とにかくピアノが弾けるようになりたい!
- いろんな曲を弾きたい!
という目標の場合、私は
音楽理論を勉強しながらJ-POPなどの曲を練習することをおすすめします。
1~3について以下で解説しています。↓
1 曲は弾けるけど曲の構成がわかっていない
楽譜通りに弾くといった練習しかしていないと、
- ここの構成どうなってるんだろう?
- 良い感じに聴こえるけどなんでだろう?
といったことを考えたり調べたりすることがないので、
楽譜通りに弾いているだけで、理屈がわかっていない!
というふうになってしまいます。
ですが、音楽理論を勉強することで、
- ここの構成は〇〇進行だ!
- 良い感じに聴こえるのは、〇〇コードが使われているからだ!
と瞬時にわかるようになるので、自然に自分で弾き方を考えるようになります。
そして、楽譜に頼らなくても弾けるようになっていきます。
なので私は、
音楽理論を勉強しながらピアノを練習することをおすすめしています。
2 新しい曲を弾くときにまた1から覚えなければならない
楽譜をそのまま暗記して覚えた場合、理屈はわかっていないので
次の曲を弾こう!
となったときに、
また最初から楽譜を読んで...
覚えて...
繰り返して...
となってしまい、時間がかかってしまいます。
しかし、音楽理論を勉強していることで、同じパターンの曲を応用して新しい曲が弾けるので、
弾けるようになるまでが格段に早いです!
3 同じ曲を何度も弾き続けるため、弾ける曲数が少ない
クラシックの練習方法の場合、1曲通して弾けるようになっても、もっと精度を上げるために
何度も同じ曲を引き続ける
と思います。
そのため、なかなか新しい曲の練習に取りかかれず、新しい発見が少なくなってしまいます。
弾ける曲数を増やすには、
- いろんな曲に挑戦する
- 構成を理解して弾くようにする
- 試行錯誤する
ことが大事で、これらを音楽理論式練習では重要視しています。
音楽理論式練習とは?
クラシック式練習とは対照的に、
- ミスタッチがあっても良い感じに聴こえたらOK
- 音楽理論に基づいて自分なりの弾き方を探す
- 完璧に弾けなくても大丈夫
といった練習方法を私は
音楽理論式練習
と呼んでいます。
初心者はこの練習方法で練習する方が、上達が早いと思います。
それに、音楽理論に基づいていれば自分の好きなように弾いて良いといった練習方法なので、楽しく練習できますし、挫折しにくくなるでしょう。
音楽理論式練習の詳しい方法はこちら↓
PR