メジャースケールはとても便利なスケールで、最もよく使われているスケールです。
なんとなくメジャースケールは分かったけど、その詳しいことについては知らない!という方のために、ここでは
- メジャースケールの構成
- キーの調べ方
- メジャースケール一覧
について紹介します。
メジャースケールの構成
メジャースケールの例として、Cメジャースケールの構成を見ていきましょう。
こちらがCメジャースケールです。
日本語では、ハ長調と呼びます。
ハ→C
長調→メジャースケール
構成音は、
ドレミファソラシド
です。
ピアノの場合、Cメジャースケールはすべて白鍵で構成されているので
- 弾きやすい!
- わかりやすい!
です。そのため、Cメジャースケール以外の調の場合、あえてCメジャースケールに転調して弾きやすくすることもできます。
そのようにCメジャースケールに直して弾くことを、
移動ド
と言います。逆に、原曲キーのままの音で弾くことを
固定ド
と言います。
初心者の場合、初めは移動ドで練習した方が音楽理論の習得が楽になるので、
まずは移動ド(Cメジャーキー固定)での練習をおすすめします!
絶対音感のためそれは難しい!
という方は、Cメジャーキーの曲を探し集めて練習しましょう(笑)
キーの調べ方
スケールのキーを調べる方法として、
ルート(基準の音)を探す
のが一番早いと思います。
Cメジャースケールの場合、ドがルートであり、基本的にメロディーの最後はド(ルート)で終わるパターンが多いです。
終わった感じがする音→ルート
そのため、スケールのキーが知りたいときには、メロディーで終わった感じのする音を探しましょう。
ルートが見つかったら、その音を基準とするメジャースケールを弾いてみましょう。
基本的にそれらの音で曲は構成されています。
メジャースケール一覧
移動ドで練習を続けて、音楽理論がある程度身についてきたな、と感じたら、固定ドでの練習に切り替えましょう。
そのために覚えておくべきなのが、
全12調のメジャースケール
です。
Cメジャースケール (ハ長調)
Cメジャースケールの構成音は、
ド,レ,ミ,ファ,ソ,ラ,シ,ド
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
Dメジャースケール (ニ長調)
Dメジャースケールの構成音は、
レ,ミ,ファ♯,ソ,ラ,シ,ド♯,レ
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
Eメジャースケール (ホ長調)
Eメジャースケールの構成音は、
ミ,ファ♯,ソ♯,ラ,シ,ド♯,レ♯,ミ
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
Fメジャースケール (ヘ長調)
Fメジャースケールの構成音は、
ファ,ソ,ラ,シ♭,ド,レ,ミ,ファ
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
Gメジャースケール (ト長調)
Gメジャースケールの構成音は、
ソ,ラ,シ,ド,レ,ミ,ファ♯,ソ
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
Aメジャースケール (イ長調)
Aメジャースケールの構成音は、
ラ,シ,ド♯,レ,ミ,ファ♯,ソ♯,ラ
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
Bメジャースケール (ロ長調)
Bメジャースケールの構成音は、
シ,ド♯,レ♯,ミ,ファ♯,ソ♯,ラ♯,シ
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
D♭メジャースケール (変ニ長調)
D♭メジャースケールの構成音は、
レ♭,ミ♭,ファ,ソ♭,ラ♭,シ♭,ド,レ♭
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
E♭メジャースケール (変ホ長調)
E♭メジャースケールの構成音は、
ミ♭,ファ,ソ,ラ♭,シ♭,ド,レ,ミ♭
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
F♯ / G♭メジャースケール (嬰ヘ長調/変ト長調)
F♯メジャースケールの構成音は、
ファ♯,ソ♯,ラ♯,シ,ド♯,レ♯,ミ♯,ファ♯
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
A♭メジャースケール (変イ長調)
A♭メジャースケールの構成音は、
ラ♭,シ♭,ド,レ♭,ミ♭,ファ,ソ,ラ♭
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
B♭メジャースケール (変ロ長調)
B♭メジャースケールの構成音は、
シ♭,ド,レ,ミ♭,ファ,ソ,ラ,シ♭
です。ピアノの鍵盤では以下の通りです。
まとめ
要点①
曲をCメジャースケールに直すことを
移動ド
といい、ピアノ初心者はこの弾き方がおすすめ!
要点②
スケールのキーを調べたい場合、
ルート(終わった感じがする音)
を探すと早い。
要点③
移動ドの練習を続け、音楽理論が身についてきたら、
固定ド(原曲キー)
での練習に切り替える。
ナチュラルマイナースケールについてはこちら
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