今まで、左手はベース音をオクターブで弾く、右手は3和音のコードとメロディーを弾くとしか教えてきませんでしたが、カッコよく聴こえるように、ほかの弾き方にも挑戦してみましょう!
私がおすすめするピアノの弾き方のアイディアを紹介します!
5度を弾こう!
まずは、オクターブの間にある5度の音を弾きましょう。いきなり「5度」という言葉が出てきましたが、5度とはつまり、ベースの音を1番目としたときの5番目の音のことを言います。
例えば、ドの5度の音は、「ソ」であり、「ドレミファソラシド」の5番目の音でもあります。
現時点では、「メジャースケールの5番目の音」と覚えるのが早いでしょう。
度数について詳しく知りたい!という方はこちら↓を確認してください。
5度の音を足して弾く場合、例えば
Cコードの場合、「ドソド」
Gコードの場合、「ソレソ」
といったように弾きます。
これを単にそのまま同時に弾くのも良いですが、
ド(低)→ソ→ド(高)→ド(低)
ソ(低)→レ→ソ(高)→ソ(低)
といったように、バラバラに弾くなどのアレンジをすると良い感じになります。
弾き方に正解はないので、自分オリジナルの弾き方を考えてみるのも良いと思います。
セブンス系コードを使おう!
セブンス系のコードを使うと、3和音(ドミソなど)で弾くより、響きが良い感じに聴こえるようになります。
セブンス系コードについて詳しくはこちら↓を確認してください。
右手にセブンスを足す
右手では今まで以下のような3和音のコード、またはその転回形を弾いてきました。
C(ドミソ)
Dm(レファラ)
Em(ミソシ)
F(ファラド)
G(ソシレ)
Am(ラドミ)
Bm♭5(シレファ)
3和音に慣れてきたら、4和音のコードにも挑戦しましょう。
CM7(ドミソシ)
Dm7(レファラド)
Em7(ミソシレ)
FM7(ファラドミ)
G7(ソシレファ)
Am7(ラドミソ)
Bm7♭5(シレファラ)
4和音のダイアトニックコードはこちらですが、右手で4和音弾きながらメロディーも弾くというのは難しいですよね。
そこで、弾けない分は省略して弾くか、同時に弾かずバラバラに分けて弾きましょう。
省略する場合、ルートを省略して、それを7度の音に変えます。
例えば、G(ソシレ)の場合、ソ(ルート)を全音下げて、ファ(7度)に変えます。
そうすると、「ファシレ」となり、3音ですがセブンス感のある響きになります。
左手にセブンスを足す
今までは、
C → ドソド
Dm → レラレ
Em → ミシミ
F → ファドファ
G → ソレソ
Am → ラミラ
Bm♭5 → シファシ
というように、左手はオクターブの間に5度の音を挟んで弾いていましたが、今度は左手でセブンスを弾きたい場合についてです。
CM7 → ドソシ
Dm7 → レラド
Em7 → ミシレ
FM7 → ファドミ
G7 → ソレファ
Am7 → ラミソ
Bm7♭5 → シファラ
このように、一番高い音を7度の音に変えます。こうすることで、今までシンプルだった左手が良い響きに変わります!
左手で3度の音を足そう!
オクターブ+3度という弾き方もあります。この弾き方は音同士が少し離れているためコツが必要ですが、覚えたらカッコいい弾き方になります。
例えば
C→Dm→G7→C
というコード進行の場合はこのように↓弾きます。
ド(低)→ド(高)→ミ→ド(低)
レ(低)→レ(高)→ファ→レ(低)
ソ(低)→ソ(高)→シ→ソ(低)
ド(低)→ド(高)→ミ→ド(低)
必ずこの弾き方でなければいけないというわけではないので、色んなパターンを試して弾いてみましょう!
コード進行変えてみよう!
今弾いている曲のコードが物足りないなと感じたら、リハーモナイゼーション(リハモ)でアレンジしてみましょう。
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